キャデラックの運転支援システムの採用が加速

H.Tanaka
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次世代通信ソリューションは2023年から

キャデラックは、世界で初めて実用化されたハンズフリー高速道路運転支援システム「スーパー・クルーズ」の拡大展開を図る。「スーパー・クルーズ」は2020年初めからキャデラックのすべてのモデルに搭載されるだけでなく、GMの他ブランドへも展開していくという。

また、2023年までに次世代通信ソリューション「V2X」を、キャデラックの量産型クロスオーバーに採用。将来的にはこのテクノロジーをキャデラックのラインナップ全体へ拡大していく計画だ。これらは製品開発、購買、サプライチェーンを担当するGMのエグゼクティブ・バイス・プレジデント、マーク・ロイスが、デトロイトで開催されたITS2018米国年次総会で明らかにされた。

ロイスは「『スーパー・クルーズ』と『V2X』コミュニケーションテクノロジーの拡大展開は、キャデラックが革新へと挑戦するコミットメントであり、人々の生活をより豊かなものにすることを目指しています。GMは人的輸送が新たな時代に向かっていくことに力を入れています。こうした技術はその実現を可能にしてくれます」と語った。

ロイスのコメントは、GM会長兼CEOメアリー・バーラが2014年のITS世界会議で行った基調講演の内容を改めて確認したもので、当時からキャデラックに先進インテリジェントとコネクティッド技術が導入されることは表明されていた。

キャデラック社長のスティーブ・カーライルは、「キャデラックはGMの技術革新のリーダーであることに強い誇りを感じています。こうした画期的な技術により、我々はお客様に極上のくつろぎと利便性を引き続き提供していきます」と述べている。

ハンズフリー高速道路運転支援システム「スーパー・クルーズ」は、最先端の地図情報データベース「ライダー(LiDAR)」、高精度GPS、最先端の「ドライバー・アテンション・システム」、カメラとレーダーセンサーのネットワークが組み合わされている。

また、緊急時には、車載テレマティクスサービス「オンスター」と連動する機能も備えており、ユーザーは、アメリカとカナダの、合わせて130,000マイルにおよぶ自動車専用高速道路をハンズフリーで走行することがでる。さらに、「スーパー・クルーズ」の「ドライバー・アテンション・システム」は、ドライバーの車両コントロールをサポートし、走行方向に注意を向ける必要がある時には警告を発して知らせる。

キャデラックは2017年に、DSRC(短区間通信)技術を使用したV2V(車両間通信)を「CTSセダン」に導入。さらに「V2V」は、自車情報システムBSMをもとに、「V2X」の各種車両通信エコシステムを構成する道路インフラや車道利用者(自転車、歩行者など)にまで通信範囲を拡大させることが可能。「V2X」の使用により、車両に危険な路面状態や信号状況、道路等の最新情報などが通知され、1,000フィートの範囲で起こりうる危険性がドライバーに事前に警告され衝突を回避することができまる。

なお、「スーパー・クルーズ」は「 CT6」に搭載され2017年秋から米国で実用化をスタートしているが、いまのところ日本への導入予定はない。

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