【ジュネーブ・モーターショー2018】嶋田智之の超個人的(&超不親切)ジュネーブ・ショー訪問記

嶋田智之
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クルマの説明あんまりしなくてゴメンナサイ!

3月6日にプレスデーがスタートしたジュネーブ・モーターショーに行ってきました。実はまったく別の取材目的があってのショー訪問だったのですが、ちゃんと観てきましたよー、イタフラ関連。さすがは国際モーターショーの中でもメーカー筋が最重要視する一大イベント、しかもイタリアにとってもフランスにとってもスイスは隣国ですしね。東京モーターショーには来てくれない著名ブランドから聞いたことないような小さなカロッツェリアまで、当然のようにあれやこれやとたくさん出展されていて、嬉しくなりました。

しかも! 世界初公開としてここでお披露目されたブランニュー達がいくつも展示されていて、イタフラ見物にあてることのできた約半日という時間の短かったこと。なかなか楽しく取材をしてきたのでここではイタフラ車を中心に、観てきた感想をツラツラ行きたいと思います。

アルピーヌA110 GT4/レジャンド

アルピーヌ・ブースは正式なラインナップとなる走りにこだわった軽量ヴァージョンの“ピュア”、豪華装備のグランツーリスモ系“レジャンド”のお披露目がメインかと思ってましたが、行ってビックリ。何とそこにはA110のレーシングカーがサプライズで置かれていたのでした。FIA-GT4規定に合わせて開発された“A110 GT4”です。ル・マンなど世界耐久選手権のパートナーであるシグナテックが開発を担ったもので、ご覧の通り空力パーツなどでダウンフォースを高めたほか、エンジンにも手が入り、パワーウエイトレシオは3.2kg/hpへと向上してるのだとか。実戦デビューは今年後半、本格投入は来シーズン。日本ではスーパー耐久レースに出場できるので、誰か走らせてくれないかなぁ……。

ランボルギーニ・マルツァル

個人的なベスト・オブ・ショーはこれ、ランボルギーニ・マルツァル。会場に展示されていた中で最も刺さったコンセプトカーです。といっても、これは1967年のコンセプトカーで、ベルトーネ時代のマルチェロ・ガンディーニの作品。ミウラのシャシーにV12の片バンクだけを用いた6気筒2リッターを搭載しています。このデザインがランボの4座GT、エスパーダに結びついたことは、よく知られたお話ですね。ボディカラーもシルバー、インテリアもシルバー。スーパーカーブームの頃から存在は知ってたけど、まさかこのワンオフにお目に掛かれるとは思っていませんでした。専門業者の展示だったようですが、こういうことがあるから現場は楽しいのです。

フェラーリ488 ピスタ

フェラーリ・ブースの主役は、イタリア語でサーキットを意味する名が与えられた“488ピスタ”。488GTBの高性能版です。エンジンはGTBより50psアップの720ps、加えて車重はドライで90kg減の1280kg。そしてF1由来のフロントのSダクトやGTEマシン由来のリアディフューザーはじめ、ボディ各部には捻れたり伸ばされたり切れ込みが入ったり穴が空いたりと物凄いことになってました。ロードカーとは思えないほどの空力のバケモノ状態。もはやカッコイイのかどうか判断できませんが、剥き身の刀のような異様な迫力があるのは確か。ダウンフォースは20%も高められてるそうです。これは……乗ってみたいでしょ絶対。

プジョー508

プジョー508がフルモデルチェンジ。4ドアクーペに生まれ変わりました。プジョーの最新フェイスに低く構えた攻めのスタイリング。エンジンは225psの4発ガソリンも用意されます。カッコイイのでもっとよくお見せしたかったのだけど照明ギラギラで写真失敗……。

プジョー・リフター4×4

プジョーの最新MPV、リフターをベースにしたコンセプト。4WDシステムに80mmのリフトアップとオフロードタイヤ。ルーフにはテント付き、という冒険車両です。注目度もものすごく高く、常に人だかりでした。これ、そのまま販売しても売れそうな感じです。

MATストラトス

一度は頓挫していたストラトス・コンセプトの量産化が少し前に話題になりましたが、ジュネーブに来てました。量産化といってもたった25台。フェラーリ430ベースのエンジンは望めば600psまでパワーアップできるそうな。実物、なかなかカッコイイと思います。

アルファロメオ・ステルビオ Nring

アルファ・ステルビオ初のスペシャルは、クワドリフォリオ“Nring”。Nringとはニュルのことで、SUV最速ラップを刻んだことにちなんだモデル。カーボン・ブレーキや軽量素材多用の走りを磨いたモデルです。迫力もたっぷり。たった108台のみの生産ですけど。

フィアット500コレツィオーネ

やたら尖ってたり気合いが入りまくってたりするモデルが多い中、こういうクルマを観るとホッとします。チンクの特別仕様車“コレツィオーネ”。専用のビコローレの色合いがいいですね。インテリアもボディに合わせた明るく爽やかな色合い。まとまり、いいっす。

トゥーリング・シアディペルシア

並のメーカーより美しいスタイリングをいつも見せてくれるカロッツェリア・トゥーリングは、1959年にペルシア国王のオーダーにより自社で製作した最初のマセラティ5000GTへのオマージュを。シャシーとエンジンはグラントゥーリズモのものを使っているそうです。

アバルト124GT

てっきりロードスターRFをベースにするかと思ってた、アバルト124の屋根閉じ仕様。まさかカーボン製のハードトップで登場すると は。このトップ、重量16kgかなり軽量。ちなみにOZのホイールも通常より3kg軽いそうな。何だかとってもアバルトっぽいです。

コルベラーティ・ミサイル

家族経営の小さなカロッツェリアが作ったレトロな姿のスーパーカー。驚くなかれ車体はフルカーボン製、船舶用の9リッターV8ツインターボを1800psまでチューンして、最高速度500km/hを謳っています。ツッコミどころは数あれど、夢があっていいですねぇ。

 

フォト:嶋田智之 T.Shimada

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