VWと再タッグを組む「DYNAUDIO」のサウンドは、マニアならずとも感涙レベル!

萩原充
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ゴルフおよびゴルフ・ヴァリアント、ティグアンにそれぞれ300台の限定モデル

 

 フォルクスワーゲン(VW)グループ・ジャパンでは、ゴルフおよびゴルフ・ヴァリアント、ティグアンの3モデルに「Dynaudio社」と共同開発となるプレミアムサウンドシステムを搭載した限定車「DYNAUDIO Edition(ディナウディオ・エディション)」を2月1日より発売。その簡易試聴会が行われたのでここに報告しよう。

 

 このDynaudio社とは、1977年にデンマークで創設された知る人ぞ知るハイエンド・オーディオメーカー。主にホーム用や音響プロ向けの高品質なスピーカーを手掛け、世界中の音楽スタジオの約1/3が同社のモニター・スピーカーを採用しているそうだ。ドイツのVW AGとは2001年頃からサウンドシステムの共同開発を始め、オプション設定モデルでは装着率約5%という人気ぶりらしい。今回は3モデル限定とはいえ、パサートCC(初代)のオプションに装備されて以来となる日本での再タッグが実現したということだ。

 試聴会場に用意されたティグアン「DYNAUDIO Edition」は、TSIハイラインをベースに電動調整式レザーシートやパワーテールゲート、ボディ同色ルーフアンテナに19インチアルミなど、装備の充実ぶりだけでも購買意欲をそそるパッケージ。そして主役のサウンドシステムは、8つのスピーカーと荷室フロア下のスペアタイヤに組み込んだサブウーファーに加え、ダッシュボードのセンタースピーカーという構成で、総出力400W/16チャンネルデジタルアンプがそれぞれのスピーカーにクリアな信号を送り、繊細な高音域からパワフルな低音域まで、ダイナミックで歪みのないサウンドを実現。しかも、ドルビープロロジックⅡに対応することで、ステレオをサラウンドサウンドに変換して臨場感と深みのあるリスニング空間も提供できるとのこと。

 とはいえ、比較のために用意された標準仕様のティグアンを先に試聴してみれば、純正システム“Discover Pro”でも十分納得できる迫力のサウンドが確かめられた。これはMQBプラットフォームの現行モデルに共通する、堅牢なボディ構造と優れた遮音性の為せるワザだろう。ところが、「DYNAUDIO Edition」に乗り換えてみると、サウンド音痴なリポーターですら別次元と認識できたほどのプレミアムっぷりだ。試聴音源がCDスペックを超えるハイレゾとあってか、ハイトーンなジャスティン・ビーバーからベートーベンの重低音まで、まるでスタジオに居合わせたような臨場感。独りで聴いていたら思わず感涙してたかもしれない。

 もちろんこのDSPシステムには、Dynaudio社が調律した多彩なイコライザー機能や音場設定がプラスされているが、あくまで音源のジャンルやリスナーの嗜好にマッチさせる調味料といったところ。DYNAUDIO JAPAN代表取締役の前田正人氏によれば、同社は「サウンドに手を加えることなく、アーティストがスタジオで耳にしたものだけを、原音に忠実に再生できるスピーカーを開発している」とのことだ。

VWティグアンの商品企画を担当するVGJの水野真菜美さん(左)と前田正人DYNAUDIO JAPAN代表取締役(右)。

 

 クルマにカメラに腕時計、オーディオなどなど……。世に言う「オトコのバカ趣味」は天井知らずとはいえ、ハイエンド・オーディオ機器を大音量で鳴らせる環境はとかくコストが嵩みがち。それがドイツ車ならではの確かな走りと快適性といっしょに味わえるとあれば、30万円チョイ高の車両本体価格はバーゲンプライス。販売台数は各モデルそれぞれ300台だから、躊躇している時間は意外に少ないかもしれない。

 

「DYNAUDIO Edition」スペシャルページ https://sp.volkswagen.co.jp/dynaudio/

 

 

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